日商簿記1級は、日商簿記2級の延長線上にあるのはあるのですが、その間が200kmぐらいあいて、さらに枝別れしています。日商簿記2級で悲鳴をあげていた方は、日商簿記2級を合格した次の試験で1級を合格するのは結構困難な道だと思います。
商業簿記・会計学は、2級の範囲をさらに掘り下げ、そして範囲を広げるという感じです。さらに、それに理論的裏付け(会計学)を要求していきますので大変です。しかし、日商簿記の場合は会計学でも7、8割は計算ですから計算重視になります。税理士試験の簿記論にもない連結とかも範囲ですので簿記論をやっている方でもちょっとつらいかも。
工業簿記・原価計算は、勉強する範囲が同じ部分が多いので、2つで1科目勉強している感じになります。というか、原価計算に複式簿記を有機的に結合したのが工業簿記ですから、当たり前だといえば当たり前の話なんですが。
なんでこんな勉強が原価計算やねん!と思われることもあるかもしれません。しかし、今の原価計算は、原価管理の範囲をどんどん広げているのでしょうがないといえば、しょうがないですね。
2月検定で1級の試験はありませんのでご注意ください。
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