後は,修正後の現金勘定と実地有高とを比べて過不足がないか調べるだけです。この場合は帳簿と比べて実地が少ないので雑損失が生じています。(現金勘定の金額を実地有高に合わせる) 下に示したのはよく解説で使われるものですが,実際にこれを使ったほうがいいです。頭で整理しようとすると混乱したり,間違いも多くなるものです。 ただし,貸借対照表を作成する問題であればこれを使う必要はありません。雑収入・雑損失を求める必要はないので実地有高を計算するだけで十分です。なぜなら実地有高の金額が貸借対照表の計上額(当座預金と定期預金を除く)ですから。 ただし,ロの仕訳は必要ですけどね。(貸借対照表の科目である受取手形が入っているので)